小児科において、インフルエンザ検査で子供が大泣きし暴れてしまうと、粘膜損傷や鼻血のリスクが格段に跳ね上がります。医療従事者への取材や現場の知見から得られた、子供の負担を劇的に減らすポイントは次の3点です。
「痛くないよ」と嘘をつかない
事前に「痛くないから大丈夫」と伝えてしまうと、実際に刺激を受けた瞬間に強い裏切られ感とパニックが生じ、その後の受診拒絶につながります。「お鼻のお掃除を5秒だけ頑張ろうね」「1、2、3と一緒に数えよう」と具体的な見通しを共有し、恐怖を言語化して受け止めてあげることが大切です。
確実なホールド(抱っこ固定法)
保護者が子供を膝の上に正面または横向きでしっかりと抱き、片手で子供の頭後方を胸に密着させ、もう一方の手で子供の両腕をホールドします。子供が急に動いて綿棒で鼻腔内を傷つける事故を未然に防ぐことが、検査を一瞬で終わらせる最大の安全策です。