1970年代半ばから後半にかけて、日活が送り出した日活ロマンポルノの世界でも、彼女はその名を歴史に深く刻んだ。単なるエロティシズムの枠組みにとどまらず、人間の生々しい感情や哀哀を鮮やかに体現。名匠たちのカメラの前で、恐れを知らない大胆な演技を披露した。
さらに見逃せないのが、昭和歌謡史における彼女の足跡だ。『ハレンチ学園』の主題歌やソロレコードで見せた、アンニュイかつパンチの効いたボーカル。グルーヴィーな昭和歌謡のレコードは、半世紀を経た今、和モノDJや若き音楽ファンの間で再評価の嵐を巻き起こしている。女優として、そして歌手として、彼女は時代のカウンターカルチャーを体現するアイコンだった。