序盤に明かされる「双子のすり替わり」という衝撃の展開は、ストーリー全般に横たわる最大の伏線となっている。善良な兄を殺害し、その皮をかぶって生きる弟。その秘密を握る人物が一人また一人と消されていく恐怖は、観る者の心に深い恐怖を植え付ける。
ジョンウが記憶の断片をひとつずつ拾い集め、隠された証拠へと辿り着くプロセスは見事というほかない。些細な会話や壁に刻まれた傷、何気ない遺留品に至るまで、すべての要素がクライマックスに向けた重要な鍵となっている。伏線が完璧に回収されるカタルシスは、サスペンスドラマの歴史に残る名場面だ。