銃社会として知られるアメリカなどでは、警察官だけでなく一般市民の間でも「見えない手」に対して強い恐怖と警戒心が働きます。衣服のポケットや懐に手を差し入れる動作は、コンシールド・キャリー(隠匿携帯銃)を引き抜く仕草と完全に一致するためです。
とくに夜間の路地や治安が不安定なエリアにおいて、対向者や周囲の人々がポケットに手を入れたまま近づいてくると、周囲は「強盗が銃を構えようとしているのではないか」と本能的に身構えます。日本人が「寒いから」「歩きやすいから」という軽い感覚で行う仕草が、現地では明確な威嚇・攻撃のサインと受け取られるギャップが存在します。