ヘアカラーのトレンドが「作り込みすぎない自然な質感」へとシフトするなかで、ヘアカラーがダサいと言われてしまう理由の筆頭に挙げられるのが、過去のブームを引きずったスタイルです。2010年代前半に大流行した「ディップダイ(毛先だけを原色や金髪に染めるスタイル)」の記憶が強い層にとって、グラデーションカラーは「一昔前のギャルっぽい髪型」という印象が拭えていません。
また、グラデーションカラーが時代遅れに見えるもう一つの要因は、質感のアップデート不足です。かつてのように「黒髪からいきなり金髪」といった強いコントラストをつけてしまうと、服のテイストとチグハグになり、古臭い違和感を生んでしまいます。現在のトレンドは、地毛に近いダークトーンから毛先にかけて透明感を宿すような、極めてシームレスなグラデーションが主流です。