鬼殺隊の前に立ちはだかる数々の脅威の中でも、異色にして最も戦略的影響力の大きい能力を持つのが彼女だ。半天狗の討伐を経て空席となった「上弦の肆」の座に君臨した鳴女の血鬼術は、単なる攻撃や防御にとどまらない。その真価は、空間そのものを自由に伸縮・回転・再構築する「無限城の構造制御」にある。
広大な建築物が組み換わる異様な光景は、敵の戦力を分断し、有利な陣形へと誘導するための完璧な要塞として機能する。さらに、自身の身体から分離させた無数の目玉を外界へ解き放ち、鬼殺隊士や産屋敷邸の所在地を特定する「超広域探知能力」までも手に入れた。もはや接近戦に持ち込むことすら困難なこの圧倒的防衛網は、柱たちにとっても過去最大級の脅威となる。