現場を知る複数のドラマ制作関係者が口を揃えるのは、彼の「異常なまでの脚本の読み込み」と「現場への気配り」だ。あるプロデューサーは次のように明かす。「二朗さんは、一見ふざけているように見えるシーンでも、台本の意図をミリ単位で解釈して現場に入ってきます。リハーサルで見せるアドリブも、すべて共演者の緊張をほぐし、作品全体のトーンを上げるための計算された一手なのです」。
自らの弱さや不安をSNS等で飾らずに吐露する人間味も、多くのファンを惹きつける理由のひとつだ。圧倒的な実力を持ちながら、決して驕らず、常に表現に対して謙虚であり続ける。現場のスタッフから絶大な信頼を寄せられ、お茶の間から親しまれる背景には、この真摯で泥臭い人間性がある。