物語の原点は、豊かな自然に囲まれた山形県にあった。古瀬絵理はNHK山形放送局の契約キャスターとしてキャリアをスタートさせ、夕方の報道番組などで確かなアナウンス力と親しみやすい笑顔を届けていた。しかし、視聴者の視線を集めたのは彼女の持つ類稀なる存在感だった。
インターネットの黎明期にあって、彼女の持つ豊かなボディラインは口コミを通じて爆発的に広まった。山形名産にちなんで「スイカアナ」という愛称がネット掲示板を中心に命名され、ローカル局の一キャスターでありながら全国的な認知度を獲得するに至る。過熱する世間の関心は、やがて彼女の環境を大きく変えていった。