ネット上の議論で時折見られる「未来悟飯の強さの認識ズレ」には、原作漫画(単行本33巻収録の番外編)とアニメTVスペシャルの設定差異が大きく影響しています。
アニメ版では、悟飯は17号と18号の2人を相手に片腕でありながら驚異的な善戦を見せ、視聴者に「1対1なら勝てていたのではないか」という印象を与えました。一方、鳥山明氏による原作漫画版では、17号から「この前は半分も力を出していなかった」と告げられ、終始圧倒的な実力差を見せつけられて命を落とすという、より冷徹で救いのないリアリズムが描かれています。
また、トランクスが超サイヤ人に変身したタイミングも異なります。アニメ版では「悟飯の死」によって初めて変身に成功しますが、原作漫画では「悟飯の生存中」にすでに変身自体は習得していました。どちらの描写であっても共通しているのは、未来悟飯の存在がトランクスの人格形成と使命感の根底を築いたという揺るぎない事実です。