鎌倉小町通りの歩みに触れるうえで、鎌倉幕府を開いた源頼朝の足跡は決して欠かすことができない。12世紀末に武家政権の拠点が据えられて以降、鶴岡八幡宮の参道である若宮大路のすぐ脇に位置するこのエリアは、人々の暮らしと商業の熱気が交錯する拠点として発展を遂げた。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放映によって、歴史の舞台となったこの地に再び強いスポットライトが当たった。劇中に登場した武将たちのドラマに思いを馳せながら歩けば、賑やかな店舗の合間に覗く路地裏の風情にも深い歴史の情緒が滲み出ていることに気づくはずだ。