Q1:熱はそれほど高くないのに、つばを飲み込むと激痛が走るのはなぜですか?
A1:発熱の度合いと喉の炎症の強さは必ずしも比例しません。例えば急性咽頭炎の初期や、特定のウイルス感染、あるいは扁桃の表面だけに限局した炎症の場合、微熱程度であっても粘膜の神経が強く刺激されて激痛を感じることがあります。また、解熱鎮痛剤を服用したことで熱だけが下がり、喉の炎症が取り残されているケースも少なくありません。痛みが強ければ熱の有無にかかわらず耳鼻咽喉科を受診してください。
Q2:喉の奥に白い膿や斑点が見えます。綿棒などで自分で取ってもいいですか?
A2:絶対に自分で触ったり剥がしたりしてはいけません。喉の白い膿や斑点(白苔)は、侵入した病原体と戦った白血球や剥離した粘膜上皮の死骸が固まったものです。これを綿棒や指先で無理に剥がすと、毛細血管を傷つけて激しい出血を招いたり、傷口から細菌がさらに深部へと侵入して「扁桃周囲炎」へ悪化する恐れがあります。処方された適切な抗菌薬を服用すれば自然に消失していきます。
Q3:病院に行く前に市販の解熱鎮痛剤を飲んでしまうと、検査に影響しますか?
A3:インフルエンザやコロナ、溶連菌の「抗原検査」そのものには、解熱鎮痛剤の服用は影響しません。薬を飲んだ後であってもウイルスの有無は正確に判定できます。ただし、薬によって一時的に熱が下がると、診察室で医師が病状の真の重症度を把握しにくくなる側面があります。受診時には必ず問診票や口頭で「何時何分に、どの市販薬(製品名)を何錠飲んだか」を医師に明確に伝えてください。