近代における「白・青・赤(あるいは赤・白・青)」の三色旗の原点を探ると、実はオランダに突き当たる。16世紀、スペインからの独立戦争を率いたオラニエ公ウィレム1世のシンボルカラーは「オレンジ・白・青」であった。
しかし、海上で視認しにくいことや、オレンジの染料が退色して赤変化しやすいという実用的な理由から、次第に一番上の条が「赤」へと変更された。これが世界最古の三色旗とされるオランダ国旗(上から赤・白・青)の誕生だ。17世紀、大航海時代を制したオランダの強い影響力は、ロシアをはじめとする諸外国の旗づくりに決定的なインスピレーションを与えることとなった。