この一連の騒動で最も興味深い現象は、日本と中国における世論の鮮やかな「断絶」だろう。日本国内のポータルサイト、とりわけYahoo!ニュースのコメント欄には、母親としての資質や不倫疑惑に対する猛烈なバッシングが吹き荒れ、彼女の言動は常に厳しい監視下に置かれた。
対照的だったのが中国のSNS「Weibo(微博)」の反応だ。中国において福原は、流暢な東北弁を操る「中国乒乓(ピンポン)の娘」として今なお絶大な人気を誇る。不倫報道が出た際も、Weibo上では「あんな男とは別れて正解」「愛ちゃんを全力で守る」といった圧倒的な擁護論が主流を占めた。
この温度差を熟知していた福原は、活動の軸足を巧みに中国へとシフトさせる。ライブコマースへの出演や独自ブランドの発信など、中国市場でのビジネスを次々と成功させ、日本での批判を意に介さない強靭なサバイバル能力を見せつけたのだ。