NHKニュースをはじめとする大手メディアは、事件発生当初から現場の安全管理体制や警察の対応遅れについて連日大々的に報道を続けた。これにより、エンターテインメント業界全体のセキュリティに対する意識は一変した。小規模なライブハウスであっても、金属探知機の導入や手荷物検査、警備員の配置が一般化する契機となった。
表現者がファンと接する場において、いかにして演者の生命と尊厳を守るのか。単なる個人の警戒心に依存するのではなく、興行主、警備会社、行政、そして警察が一体となった危機管理ネットワークの構築こそが不可欠である。小金井の地で起きた惨劇の記憶は、SNS時代を生きる私たち全員に対する消えることのない警告であり続けている。 (出典: 冨田 真由 刺され た 場所(Yahoo!ニュース))