富士山の笠雲は本当に不吉?雨の予兆といわれる真相と二重笠の確率を徹底解説

富士山の笠雲は本当に不吉?雨の予兆といわれる真相と二重笠の確率を徹底解説

富士山の笠雲は本当に不吉?雨の予兆といわれる真相と二重笠の確率を徹底解説についての疑問解決ガイドをご紹介します。

現地を訪れる写真愛好家にとって、笠雲は「一生に一度は仕留めたい奇跡の絶景」である一方、富士山に挑む登山者にとっては「命に関わる危険信号」へと表情を一変させます。

富士山周辺で20年以上撮影を続けるベテラン山岳写真家は、現場の空気感を次のように語ります。

「笠雲が最も美しく焼けるのは、台風が南海上を通過する前日や、春の二つ玉低気圧が接近する朝夕です。富士五湖や朝霧高原から見上げる二重笠雲は神々しいほどの美しさですが、ファインダーを覗きながら常に雲の輪郭の変化を注視しています。雲の縁が崩れて全体にベールがかかり始めたら、数時間後には土砂降りの暴風雨になるため、即座に撤収機材をまとめます」

一方、富士宮口や吉田口を行く登山者のコミュニティ(YAMAPやヤマレコ等の活動記録)では、笠雲に対するシビアな体験談が数多く投稿されています。

「五合目では穏やかな曇り空に見えたが、山頂を見上げると立派な笠雲がかかっていた。八合目を越えたあたりから立っていられないほどの突風が吹き荒れ、気温が急降下。山頂アタックを断念して山小屋へ避難した直後、激しい雷雨となった。下から見る美しさと、雲の真下で吹き荒れる気流の暴力は全く別物だった」

笠雲が発生している山頂直下では、風速20〜30m/sを超える暴風が吹き荒れているケースが日常茶飯事です。写真で見える優美な笠の内部は、視界ゼロのホワイトアウトと猛烈な気流の渦が渦巻く極限状態であることを理解しておく必要があります。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。