この未曾有の事態は、日本のエンターテインメント業界全体にとっても巨大な試金石となる。これまで東京一極集中が続いていた映像制作の構造に風穴を開け、地方のローカルな魅力がそのままグローバルコンテンツのコアになり得ることを証明しつつあるからだ。
地域経済への波及効果はもちろんのこと、世界中の視聴者が画面を通じて未踏の日本の風景に出会うインパクトは計り知れない。インバウンド需要の創出だけでなく、日本のクリエイティブが世界市場で戦うための新たな勝ち筋がここにある。官民の垣根を超えたバックアップ体制が整いつつあることも、この潮流を力強く後押ししている要因だろう。