家庭で使う粉チーズのポテンシャルを極限まで高め、買い物の失敗を防ぐ実践的なテクニックを紹介しよう。
まず、多くの人が陥りがちな最大の間違いが「保存場所」にある。常温タイプの粉チーズを冷蔵庫に入れると、ドアの開閉による温度変化で容器内部に結露が生じ、湿気で固まってしまう。開封後は直射日光と高温多湿を避けた常温保存が原則だ。一方、本場のパルミジャーノ・レッジャーノを削ったフレッシュなものは、ラップで空気を遮断して冷蔵保存し、余った分は密閉袋に入れて「冷凍保存」するのがプロの常識。水分が少ないため冷凍してもダマにならず、そのままパラパラと使える。
さらに風味を10倍引き出す裏技は「加熱のタイミング」だ。市販の粉チーズを使う場合でも、火を止めた直後の料理の余熱で和えることで、油脂分が溶け出しナッツのような香ばしさが爆発的に広がる。購入時の選び方としては、パッケージ裏の成分表示を確認し、原材料が「ナチュラルチーズ」のみの製品を選ぶこと。これだけで料理のクオリティは劇的に向上する。