念佛宗の存在感を際立たせているもう一つの側面が、圧倒的な国際ネットワークだ。同寺はこれまで「全世界仏教サミット」の舞台となり、アジア、欧米、アフリカなど五大陸から仏教最高指導者や国家元首級の要人を招致してきた。世界各地の異なる伝統や宗派が一同に会するプラットフォームとしての役割を果たしている。
世界仏教徒連盟(WBF)などの国際組織とも協調し、宗派対立を乗り越えた平和の拠点としての地位を確立してきた経緯がある。加東市の山あいに位置するこの寺院が、なぜこれほどまでに世界的な発信力を持つに至ったのか。それは国境を越えて仏教指導者たちが集い、対話を重ねるための「聖地」として国際的に認知されたからに他ならない。