多くのジュニアユースクラブはセレクションで選手を厳選する。技術レベルが高い選手、将来性がある選手だけを選び、チーム力の底上げを図る。それが一般的な方法だ。
しかしFASCINATEは異なる。オープンクラブや体験練習会を定期的に開催し、未経験者や中途入団者も積極的に受け入れている。サッカー経験が浅くても、本気で取り組む意欲があれば門戸を開く。
この方針には批判もある。「レベルの低い選手を入れれば、チーム全体の質が下がる」という声だ。だがクラブの指導陣は、育成とは勝利だけを追求することではないと考えている。
実際、中学1年生から始めた選手が、3年生になる頃には県リーグで通用するレベルに成長した例もある。早期から英才教育を受けた選手だけが伸びるわけではない。環境とサポート次第で、遅咲きの才能も開花する。