送付する用途によって、特有のマナーや注意点が存在します。代表的な3つのシーンにおける実践ポイントを押さえておきましょう。
1. 結婚式招待状の返信ハガキ
結婚式の招待状に同封されている返信ハガキは、新郎新婦の連名や個人名宛てになっているのが一般的です。「行」を二重線で消して「様」に直します。さらに、お祝い事ならではの作法として、二重線の代わりに「寿」の文字を赤色または黒色で上書きして消す「寿消し」という上級マナーもあります。あわせて、裏面の「御出席」の「御」や「御住所」の「御」も二重線で消す心配りを忘れないようにしましょう。
2. 同窓会やイベントの往復ハガキ
往復ハガキでの返信は、幹事や事務局宛てになっているケースが多く見られます。「〇〇期同窓会幹事 宛」のような場合は「御中」へ、「代表幹事 〇〇 宛」のように個人名が入っている場合は「様」へ直します。返信面の宛名だけでなく、通信欄にある自分側の敬称(「御芳名」の「御芳」など)を消す作業もセットで行うのがマナーです。
3. 就職・転職活動における応募書類の送付
履歴書やエントリーシートを返信用封筒で送る際、採用担当部署宛てなら「御中」、面接官などの個人名宛てなら「様」を明確に使い分けます。添え状(送付状)を同封する場合も、封筒の宛名と添え状の宛名表記で敬称が食い違わないよう整合性を保つことが大切です。