現在でこそ華やかなバラエティ界で活躍するりんたろー。さんですが、その生い立ちと若い頃の歩みは挫折と下積みの連続でした。静岡県浜松市出身の彼は、学生時代は本格的なサッカー少年として知られ、浜松大学(現・常葉大学)へサッカー推薦で進学。ポジションはゴールキーパー(GK)で、プロ入りも視野に入るほどの実力を誇っていました。しかし、度重なる膝の怪我によって夢を断念せざるを得ない現実に直面します。
失意の中で門を叩いたのがお笑いの世界(NSC東京校14期生)でした。その後、元相方・北見寛明さんと結成したコンビ「ベイビーギャング」は、イケメン×巨漢キャラのコンビとして頭角を現し、劇場の人気者へと駆け上がります。しかし2016年、元相方の不祥事(無免許運転等による逮捕)が発覚し、吉本興業からの契約解除に伴いコンビは強制解散。りんたろー。自身も活動自粛やピン芸人への転落を余儀なくされました。
当時の特番インタビューや手記で語られた「明日が見えない暗闇だった」という告白の通り、芸人を辞めることすら考えた彼は、介護施設でのアルバイトで生計を立てながら細々と舞台に立ち続けました。この介護現場での経験が、後に彼の持つ優しさや人間観察力、そして現在の誠実なトークスキルの礎となっています。