養護施設出身であることを明かし、音楽活動を通じて当事者支援を続けてきたシンガーソングライターの川嶋あいや、ガーナと日本にルーツを持ち施設での成長過程をオープンに発信しながら国際支援NPOを立ち上げた矢野デイビットなど、パイオニアたちの存在感は今なお大きい。
彼らが切り開いた道筋の上に、次世代の若手俳優、モデル、お笑い芸人、YouTuberたちが続く。特定の専門分野で実績を積み上げた上で、「実は自分も施設で育った」とオープンにするスタイルが定着。自身の知名度を武器に、奨学金制度の周知やメンタルケアの必要性を具体的に訴求するケースが相次ぎ、実効性の高いムーブメントへと昇華している。