長月には、日本の伝統と家族の絆を結ぶ風情豊かな年中行事が揃っています。
1. 重陽の節句(9月9日)
五節句のひとつである「重陽(ちょうよう)の節句」は、別名「菊の節句」とも呼ばれます。奇数は縁起の良い陽の数とされ、その最大値である「9」が重なるめでたい日として、菊酒を飲んだり栗ご飯を食べたりして無病息災や不老長寿を祈願します。長月の異名である「菊月」の由来にもなっています。
2. 秋のお彼岸(秋分を挟む前後7日間)
秋分の日を「中日(ちゅうにち)」とし、前後3日間を合わせた合計7日間が秋のお彼岸です。ご先祖様への感謝を込めてお墓参りを行い、秋の風物詩である「おはぎ(牡丹餅)」を供えて家族でいただく伝統が今も大切に受け継がれています。
3. 十五夜・中秋の名月(旧暦8月15日/新暦9月中旬〜10月上旬)
澄み渡る秋空に浮かぶ満月を愛でる「お月見」の行事です。ススキを飾り、月見団子や里芋などの収穫物を供えて、実りへの感謝を捧げます。