正式名称は熊本県民総合運動公園陸上競技場。地元企業の株式会社えがおがネーミングライツを取得して以来、この愛称はサポーターのみならず県民の日常に深く浸透した。熊本県熊本市東区の豊かな緑に囲まれ、約3万人を収容するスタンドは地方都市のスタジアムとして圧巻のスケールを誇る。
近年のスポーツ施設・興行業において、スタジアムは「単なる試合観戦の場」から「1日を五感で楽しむ体験型エンターテインメント空間」へと急速に進化を遂げた。ゲートをくぐれば、コンコースを漂う香ばしい肉の匂いとサポーターのチャントが混ざり合い、胸が高鳴る。陸上トラック併設型でありながら、すり鉢状に美しい傾斜が計算されたスタンドのおかげで、上段からでもピッチ全体を鮮明に鳥瞰できるのが大きな魅力だ。