画面の中では「バカ殿様」や「変なおじさん」として強烈なキャラクターを演じていた志村さんですが、三鷹で見せる姿は驚くほど物静かで控えめでした。
地元住民の間で最も頻繁に語られるのが、愛犬の散歩コースでの目撃談です。大の愛犬家として知られた志村さんは、柴犬やゴールデンレトリバーなど複数の犬を飼育しており、キャップを目深にかぶり、スウェットやジャージというラフな部屋着姿で、玉川上水沿いの緑道や牟礼の公園周辺をゆっくりと歩いていました。
散歩仲間だった近隣住民は、「すれ違うときに軽く会釈をすると、あの独特の優しい笑顔で小さく頭を下げて返してくれた」「犬同士がじゃれ合うと『ごめんね』と恐縮そうに声をかけてくる、本当に礼儀正しくシャイな紳士だった」と口を揃えます。芸能人特有の近寄りがたいオーラを消し、ひとりの愛犬家として街に溶け込んでいた姿が印象的です。