日光二荒山神社が「最強の縁結び」と称される背景には、単なる観光的なプロモーションではなく、奈良時代にまで遡る日光二荒山神社の歴史と経緯が存在します。
神社の創建は宝亀13年(782年)、勝道上人(しょうどうしょうにん)が日光の霊峰・男体山(標高2,486m)の登頂に成功し、山頂に神霊を祀ったことに始まります。古来「二荒山(ふたらさん)」と呼ばれたこの山は、のちに音読みで「にこう」と読まれ、現在の「日光」の地名発祥の地となりました。
主祭神として祀られているのは、出雲大社と同じく国造りと縁結びの神として名高い大己貴命(おおなむちのみこと)です。さらにその妃神である田心姫命(たごりひめのみこと)、御子神の味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)の親子三神を「二荒山大神」として奉斎しています。
家族神が揃って祀られていることから、男女の恋愛成就にとどまらず、「夫婦円満」「家庭調和」「良き仕事・人脈との巡り合い」など、人生におけるあらゆる良縁を結び直すご利益を持つ神社として、朝廷や源頼朝、徳川家康をはじめとする歴代武将から庶民に至るまで篤い崇敬を集めてきました。