サウンドの柱であった長尾大の脱退は、残された伴都美子と大渡亮に大きな岐路を突きつけました。外部アレンジャーを迎えて果敢に新境地を切り拓いたものの、デビュー記念日である2005年9月29日に公式解散を発表。同年11月25日の日本武道館公演『Do As Infinity -Final-』をもって、一度その6年間の歴史にピリオドを打ちました。伴都美子はソロシンガーやミュージカル俳優へ、大渡亮は自らのバンド「ミサイルイノベーション」での活動やギタリストとしてのサポート業務へ舵を切ります。
しかし、物語は終わりませんでした。解散から約3年が経過した2008年8月30日、音楽フェス『a-nation '08』の味の素スタジアム公演にシークレットゲストとして2人がサプライズ登場。スタジアムを埋め尽くした数万人の観衆がどよめくなか、デビュー9周年を迎える同年9月末での再結成を正式発表したのです。
再結成にあたり、長尾大の復帰はなく、伴都美子と大渡亮の「2人体制」という強固なユニット形態が確立されました。この布陣を選んだ背景には、一度離れたことで互いの表現力とミュージシャンシップを再認識したこと、そして固定された作家性に依存せず、亀田誠治をはじめとする多様なプロデューサーや外部作家との協業によって「大人のロックユニット」へ進化しようとする明確な意志がありました。