映像の世界で脚光を浴びた彼は、やがて舞台空間へとその情熱を注ぎ込むようになる。その代表格が、爆発的なブームを巻き起こした2.5次元ミュージカルへの参戦だ。
特にミュージカル『黒執事』で見せたドルイット子爵役の怪演は、演劇ファンの度肝を抜いた。美貌と過剰なナルシシズム、そして突き抜けたコミカルさを併せ持つ難役を、圧倒的な華と歌唱力で見事に体現。「舞台上に本物の貴族がいる」と観客を唸らせた。原作の世界観を忠実に再現しながら、生身の俳優としての血肉を通わせる卓越した役作りは、彼の評価を舞台界隈で決定づけるものとなった。