第一生命陸上部を語る上で欠かせないのが、1991年東京世界陸上女子マラソン銀メダリストであり、長年にわたり監督としてチームを指揮した山下佐知子エグゼクティブアドバイザーの存在です。選手一人ひとりの骨格や走法、メンタル特性を見極めた「無理のない長期育成計画」は、同部が数多くの代表ランナーを生み出し続ける揺るぎない土台となりました。
現在チームを率いる早川英佑監督は、その伝統的な育成メソッドを継承しつつ、最新のバイオメカニクスやコンディショニング理論を導入。単なる練習量の消化にとどまらず、個々の身体感覚を研ぎ澄ますアプローチを徹底しています。
「駅伝で勝つこと」のみを目的に据えるのではなく、「選手が世界へ羽ばたくこと」を第一の目標に掲げる指導方針こそが、結果としてチーム全体の士気と水準を底上げする原動力になっています。