海外発のサービスが日本市場で定着する際、最大の壁となるのが言葉の壁と空気感のズレだ。直訳調の不自然な日本語や、日本人のコミュニケーション様式に合わないオープンすぎる設計は、これまで多くの黒船を撃沈させてきた。
しかし、今回の波は様子が違う。匿名性を絶妙に残しつつ、狭い興味関心でゆるやかにつながる導線が細部にまで張り巡らされている。誰もが発言者になる必要はなく、ただその場に居合わせるだけで充足感を得られる「ロム専」への配慮。これが、同調圧力とプライバシー意識の間で揺れる国内ネットユーザーの心理にピタリとハマった。