レシピの魅力を何倍にも引き上げる主役が、ダイソーの看板毛糸たちだ。秋冬シーズンの代名詞となった「メランジ(毛糸)」は、ふっくらとしたバルキー性と上品な杢調のニュアンスカラーで、発売と同時に棚が空になる現象を毎年のように引き起こしている。肉厚なアラン模様やマフラーを編んでも重くならず、極上の肌触りを保てる点が、目の肥えたニッターからも絶賛される理由だ。
一方、グラデーションの美しさで一世を風靡したのが「ポストカード(毛糸)」である。まるでヨーロッパの風景写真を思わせる繊細な多色染めが施されており、シンプルなメリヤス編みやかぎ針の長編みを繰り返すだけで、まるで職人が紡いだようなアートピースに仕上がる。編み図と毛糸の相性を考慮した商品開発は、株式会社大創産業が長年培ってきた資材調達力とトレンド分析の賜物と言えるだろう。