定番ナショナルブランドの価格が高止まりする中、賢い選択肢として存在感を急激に高めているのがプライベートブランド(PB)だ。大手ビールメーカーと共同開発することで、本格的な味わいと手頃な価格を両立させている。
セブン-イレブンが展開する上質なPBシリーズは、ナショナルブランドに引けを取らないホップの香りと深いコクを備えつつ、手に取りやすい価格設定でビール愛好家を唸らせる。ローソンやファミリーマートも、それぞれ独自の世界観を持ったオリジナル商品を投入し、棚の差別化を図っている。
同時に見逃せないのがクラフトビールの台頭だ。ヤッホーブルーイングをはじめとする個性派ブルワリーの製品や、各コンビニチェーン限定のコラボレーション醸造ビールが当たり前のように並ぶようになった。1缶300円以上する高価格帯でありながら、IPAの鮮烈な苦味やホワイトビールのフルーティーな香りを求める層に確実に売れている。日常の節約と嗜好品への投資。コンビニの棚は消費者の二極化を如実に映し出す。