かつては知る人ぞ知るアングラ空間だった新地文化だが、近年は映像メディアや動画配信プラットフォームを通じて若い世代にもその存在が再認識されている。Netflixで世界的大ヒットを記録した『全裸監督』以降、昭和から平成にかけてのアダルト産業や裏面史に対するカルチャー的関心は急速に高まった。
ABEMAなどのネット番組や独立系メディアによるルポルタージュでも、単なる好奇の対象としてではなく、都市論や社会学的な切り口から新地が取り上げられる機会が増えた。フィクションと現実の狭間に存在する街のリアリティに惹かれ、かつては足を踏み入れなかったような20代の若者層が、歴史的景観や昭和レトロな建築美を求めて周囲を散策する姿も見られるようになった。