「熱海のお土産は今、単なる“配るためのもの”から“自分へのご褒美や大切な人と分かち合う体験”へとシフトしています」——熱海温泉観光協会の担当者はそう語る。
かつての定番といえば職場への大箱菓子が主流だったが、現在は小ロットで上質なもの、ストーリー性のあるクラフト感の高い商品が売れ筋の上位を占める。熱海市が官民一体となって進めるリブランディングは、お土産の棚ひとつにも明確な哲学を求めているのだ。「素材の産地が見えること」「パッケージの背景に熱海の歴史や風土が感じられること」。この2点を意識して選ぶことこそが、後悔しない逸品選びの黄金律だという。