トレンドの真ん中にいるのは、デジタルネイティブでありながら、リアルな実体験に対して極めて貪欲な20代から30代の層だ。彼らは、あらかじめ調整された「万人受けする味」に満足しない。SNSで世界中のグルメ情報をリアルタイムでキャッチする彼らは、現地と同じ刺激、同じ香り、同じ熱量をダイレクトに体験することを求めている。
週末の繁華街では、隠れ家的な専門店を目指して遠方から訪れる若者の姿が絶えない。「映え」だけの流行は一瞬で去るが、本物の舌を唸らせるクオリティを備えた店舗にはリピーターが押し寄せる。まやかしの効かない時代だからこそ、真真正銘の旨さが評価されるのだ。