北九州のド派手衣装に異変?成人式ヤンキーの知られざる本音と実態の重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。

ワイドショーが切り取る「荒れる成人式」という記号化された映像からは、若者たちの生の声が抜け落ちている。現場で話を聞いた新成人の一人は、胸元に母親の名前を刺繍した深紅の袴を指差しながら語った。「不良に見えるかもしれないけれど、グレていた自分を見捨てずに育ててくれた母親に、一番目立つ姿で『ありがとう』と言いたかった」。そう話す彼の目は、驚くほど澄んでいた。

かつてのような反社会的動機からくる威嚇ではなく、今の若者たちにとって派手な装飾は「人生最高の自己表現」であり「仲間への誓い」へと変質している。暴れること自体が目的だった時代は終わりを告げ、彼らが求めているのは承認と感謝の可視化だ。周囲の大人たちが眉をひそめる一方で、会場周辺には息子の晴れ姿を涙ぐみながらスマートフォンに収める母親たちの姿が数多く見受けられた。