日立市池の川さくらアリーナやかなくぼ総合体育館など、県内主要会場のコートサイドに立つと、観客席の熱量は年々跳ね上がっている事実を肌で感じます。地方予選の枠を超え、熱狂的なファンや卒業生、ミニバス・中学年代のジュニア選手たちがスタンドを埋め尽くします。
現場でチームを率いる指揮官たちの言葉からは、過酷な現実が滲み出ています。あるベテラン指導者は、試合後の公式会見で次のように絞り出しました。
「昔のように『名前負け』してくれる相手は茨城にはもう1校も存在しない。相手はうちのセットプレーを何百回もビデオ分析し、ミリ単位でアジャストしてくる。1つのパスミス、1つのターンオーバーが全国への道をその瞬間に閉ざす。」
また、茨城県高校バスケ速報を追うオンラインコミュニティやSNS上でも、ファンのリアルな声が飛び交っています。
「土浦日大の勝負強さは異常だが、つくば秀英のオフェンスリズムが噛み合ったときの爆発力は止めようがない」
「公立校の下妻一や水戸工が虎視眈々とアップセットを狙っていて、トーナメント序盤からまったく気が抜けない」
こうした観戦者の分析通り、インターハイ茨城県予選バスケの初戦から、番狂わせを恐れるシード校の鬼気迫るディフェンスが展開されています。