インターネット上の掲示板やSNSでは、時折「啓明は自称進学校化しているのではないか」「進学実績が年々落ちている」といった辛辣な言説が散見されます。しかし、これらの言説を真に受けるのは早計です。
こうした評判が生まれる背景には、入試難易度(偏差値50前後)と学校側の進路指導目標とのギャップがあります。学校側としては、生徒の将来を見据えて早期から模試の受験や進路ガイダンスを精力的に行いますが、入学時点で「部活動や高校生活を満喫したい」という意識が強い生徒との間で温度差が生じ、一部の生徒から不満として噴出するケースが構造的な理由です。
実態を精査すれば、放任主義で進路指導が形骸化している高校とは異なり、長期休暇中の進学補習や小テスト、スタディサプリ等を活用した手厚いフォロー体制が敷かれています。つまり、「学校を頼って受け身でいれば自動的に難関大へ受かる」と勘違いしている層にとっては厳しく映り、自発的に勉強時間を確保して指定校枠や一般受験の基礎固めを進める生徒にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い学習環境であるといえます。