実店舗の多くが眼科の受診や指示書の提示を厳格に求めるのに対し、一部のショップが処方箋なしでの販売を継続できる背景には商業的な構造がある。コンタクトレンズ通販業界では、ユーザーの購入ハードルを極限まで下げることが売上向上に直結するからだ。「受診の手間」を省くサービス設計は、リピーターを獲得するための強烈なフックとなっている。
また、海外の販売拠点を経由した個人輸入代行の形態をとる業者も少なくない。海外市場では処方箋の扱いが国ごとに異なり、規制の網をかいくぐる形で流通するルートが存在する。消費者は手軽さと引き換えに、製品の品質管理や自己責任という目に見えないコストを支払っているのが現実だ。