水面下で繰り広げられるビジネス戦略も、本作を取り巻く熱気を語る上で欠かせない。莫大なIPホルダーとして文芸・コミック市場に君臨する株式会社KADOKAWAは、メディアミックスの初期段階から周到なプロモーション戦略を展開。コミカライズ、グッズ展開、デジタル連動企画のタイムラインを完璧に同期させ、ファンの熱量を最大化させている。
一方、映像制作と音楽ビジネスで世界水準のヒットを量産し続ける株式会社アニプレックスが製作幹事として参画したことで、プロジェクトのスケール感は一気に跳ね上がった。劇伴音楽のクオリティや国内外のマーチャンダイジングに至るまで、隙のない布陣が敷かれている。
激動の変革期を迎えている日本のアニメーション産業において、両巨頭のタッグはまさに勝利の方程式だ。巨額の製作費を投じたリッチな映像美と、多角的なプラットフォーム展開。世界市場を見据えたこのメガプロジェクトは、今後のコンテンツビジネスにおける試金石となるに違いない。