2000年代前半、『ズバリ言うわよ!』(TBS系)や『幸せって何だっけ〜カズカズの宝話〜』(フジテレビ系)など、彼女の冠番組は常に視聴率20%前後を記録し、民放各局は細木氏の奪い合いを演じていました。芸能人に対して頭ごなしに説教し、改名を迫り、人生を指南する姿は、視聴者に強烈なカタルシスを与えていたのも事実です。
しかし、2008年3月、彼女はレギュラー番組をすべて降板し、突如としてテレビの第一線から完全に退きました。当時、本人は「本業である占術の勉強と後継者の育成に専念するため」と公に説明していましたが、メディア関係者の間では別の「決定的な引き金」が公然の秘密として語られていました。
その背景にあったのが、2006年夏から始まった大手週刊誌による大々的な告発キャンペーンです。暴力団関係者との親密な交友や、過去の不透明な金銭取引が白日の下に晒されたことで、テレビ局上層部はスポンサー企業からの厳しい追及に直面。急速に進みつつあった企業のコンプライアンス(法令遵守)の波に耐えきれなくなり、番組終了という名の「契約解除」へと舵を切らざるを得なかったのが、細木数子 テレビ降板の理由における冷徹な真実でした。