『ほんまもん』から13年の歳月を経て、池脇千鶴が再び朝ドラの舞台に戻ってきた作品が、2014年度後期の『マッサン』です。同作はシャーロット・ケイト・フォックス演じる外国人ヒロイン・エリーと、玉山鉄二演じる亀山政春(マッサン)がウイスキー造りに情熱を注ぐ姿を描いた大ヒット作でした。
池脇千鶴が演じたのは、住吉酒造の事務員である岡崎好美役。マッサンとエリーの異文化結婚や厳しい現実に温かく寄り添う良き理解者であり、物語の序盤から中盤にかけて大阪の庶民的な人情味を体現する重要なキーパーソンでした。
決して出番が最も多い役回りではなかったものの、セリフのない瞬間における視線の動かし方や、相手の言葉を受け止めるリアクションの繊細さによって、登場シーンの空気感を一変させる名演を披露しました。SNSや批評家筋からも「池脇千鶴がいるだけで画面の説得力が段違いになる」「主演を立てながらも確実に爪痕を残す名バイプレイヤー」と絶賛を集めました。