朝ドラ『あさが来た』は何が凄かったのか?キャスト相関図と史実の真相に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

本作の爆発的な人気の原動力となったのが、登場人物たちの生き生きとした人間関係と、俳優陣の卓越した演技力です。中心となるのは、京都の豪商・今井家の次女として生まれたあさ(波瑠)と、大坂の両替商・加野屋の次男である夫・白岡新次郎(玉木宏)の夫婦関係でした。

お転婆で猪突猛進、商売に情熱を燃やすあさを、飄々としながらも深い器と知性で包み込み、生涯にわたって支え続けた新次郎。「あさ、あんたはほんまに柔らかい心を持ったお人や」と寄り添う新次郎の姿は、理想の夫像として多くの視聴者を虜にしました。波瑠のみずみずしく力強い演技と、玉木宏の艶のある佇まいが生み出したコンビネーションは、朝ドラ史に残る名カップルと評されています。

そして、本作を語る上で欠かせないのが、薩摩藩士出身の実業家・五代友厚を演じたディーン・フジオカの存在です。あさの良き理解者であり、大坂経済の父として奔走する五代の気品あふれる姿は女性層を中心に熱狂的な支持を集めました。物語中盤、志半ばで病に倒れる第15週(第88回・第89回)が放送されると、SNS上には悲痛な叫びが溢れ、「五代ロス」という言葉が全国的なトレンドワードとなりました。この社会現象を契機に、ディーン・フジオカは一躍トップスターの座へと駆け上がることになります。

また、あさの姉・はつを演じた宮﨑あおいの存在感も見逃せません。妹のあさとは対照的に、伝統的な家父長制の重圧に耐え、没落した嫁ぎ先・山王寺屋を立て直そうと健気に生き抜く姿は、もう一つのドラマの主軸として視聴者の涙を誘いました。