一方で、専門機関からは冷静かつ建設的な見解が出されている。日本肥満学会や日本栄養士会は、特定の食品だけに依存する過度な単品ダイエットに対して注意を促してきた。
しかし、バランスの取れた食事療法の一環としてバナナを朝食に組み込むこと自体には、高い評価が与えられている。農林水産省が推進する果物摂取の目標値においても、バナナはカリウムやマグネシウム、食物繊維を効率よく補給できる優れた果物として位置づけられている。
要するに、朝バナナを「それさえ食べれば他は何をやっても痩せる万能薬」と捉えるのではなく、1日の栄養設計を整える第一歩として活用することが、専門家の間でも推奨されているのだ。