映画ファンにとって、チャ・スンウォンの名を強く刻みつけた作品といえば映画『毒戦 BELIEVER』だろう。この作品で彼が演じたブライアン理事は、巨大麻薬組織の影のフィクサーであり、極度の宗教的狂信と傲慢さを併せ持つ強烈なヒールだった。
短髪の白いスーツに身を包み、独特のねっとりとした口調で相手を追い詰める姿は、一度見たら忘れられないトラウマ級のインパクトを残した。出番の長さに関わらず、登場する全シーンで画面の主導権を完全に奪い去る。この怪演によって、彼は単なる主演俳優にとどまらない「作品に唯一無二の毒を与えるバイプレイヤー」としての評価を確立した。