この大一番で予想される両国のスターティングイレブンは、まさに現在のアライアンスと最新トレンドを凝縮した布陣となる。
ブラジルは機動力を重視した4-2-3-1を採用する公算が高い。最後尾に君臨するアリソン、最終ラインを束ねるマルキーニョス、中盤の底でフィルター役を担うブルーノ・ギマランイス、そして前線にはヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ、新進気鋭のストライカーが並ぶ。ドイツのハイラインの背後をヴィニシウスのスピードで徹底的に突くカウンタープレスが基本設計だ。
一方のドイツも、同じく柔軟な可変型4-2-3-1が有力視される。中盤のコンダクターがリズムを整え、2列目にはフロリアン・ヴィルツとジャマル・ムシアラが並び立つ。流動的なポジションチェンジで相手のマークを外し、ブラジルのボランチ脇に数的優位を作り出すプランだ。勝敗の分水嶺は、ヴィニシウスの単独突破をドイツの右サイドが組織で封殺できるか、あるいはヴィルツの配球をブラジルのセントラルMFがどれだけ遮断できるかにかかっている。