それでもなお、元ネタを探し、それを共有するカルチャーは衰える気配がない。むしろ、出版社側もこのトレンドを逆手に取り、公式にロケ地を明かしたり、インスピレーション源となった古典作品とのコラボレーション企画を立ち上げたりするケースが増えている。
ファンにとって、元ネタを知ることは作品への理解を深め、キャラクターへの愛着を倍増させる儀式なのだ。消費者がただ受け取るだけでなく、能動的に作品の背景を掘り下げるこの「参加型」の消費スタイルは、今後のエンタメ業界における標準的なプロモーション手法となっていくに違いない。