この街を心から満喫するためには、事前のちょっとした時間配分と歩き方のコツを押さえておく必要がある。休日の正午から午後3時にかけてはメインストリートの人気カフェに行列が集中するため、あえて午前10時台のオープン直後を狙うか、夕暮れ時の16時以降に訪れるのがスマートな選択だ。ランチの混雑ピークをずらし、陽が傾いて倉庫街のシルエットが美しく染まる時間帯に路地裏を散策すれば、混雑に煩わされることなく街本来の情緒に触れられる。
また、大通り沿いの目立つショップだけでなく、建物の外階段を上がった先にある隠れ家的なアトリエや、中庭を抜けた奥にひっそりと佇むヴィンテージショップにこそ、オーナーの偏愛が詰まった逸品が眠っている。スマートフォンをポケットにしまい、偶然の出会いに身を任せる直感的な散策こそが、問屋町を深く味わい尽くすための最良の処方箋となる。 (出典: 問屋 町(Yahoo!ニュース))