彼女のキャリアは決して平坦なものではなかった。新卒で大手化学メーカーに入社し、その後P&Gでマーケティングのキャリアを積む。エリート街道を歩んでいたかに見えたが、夫の海外赴任に伴い退職を余儀なくされる。いわゆる「駐在妻」となり、社会から取り残されたような焦燥感を抱く日々。そこが彼女のスタートラインだった。
言葉も通じない異国の地で、彼女が手にしたのは1台のパソコンだった。ブログを書き始め、自身の経験やマーケティングの知見を発信していくうちに、徐々にファンが増えていく。個人の発信が価値に変わる瞬間を身をもって体験したことが、現在のビジネスの原点となっている。