沢田康彦氏はのちに暮しの手帖社に入社し、長年にわたり同誌の編集長を務めるなど、出版業界において揺るぎない実績を残した人物だ。一方で本上まなみもまた、女優業の傍らで数多くの著書を執筆してきた実績を持つ。自身が手掛ける随筆・エッセイでは、日常の何気ない風景や言葉の機微を美しい日本語で綴り、読者の心を掴んできた。
芸能界という過密なスケジュールと表舞台のプレッシャーの中に身を置きながらも、彼女にとって「書くこと」「読むこと」は大切な精神の呼吸だった。家庭の食卓で本や言葉について語り合い、互いのクリエイティビティを刺激し合える環境。それこそが、年の差を感じさせない二人の強い絆の原動力になっている。